移動日(ドイツ→イギリス、1)

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(※↑これには乗ってない)

ドイツ入国から3日目はイギリスへの移動日である。早めにホステルを出、駅で朝食のパンとコーヒーを購入。ホームの椅子に腰掛けながら食べる。五月のハンブルクは上着を着ていても寒くホットコーヒーが身にしみる。
朝7時。ICEに乗りハノーファーへ。通勤客が多く座席はほぼ満席。乗ったICEはIEC2で8両編成。ICE1が前後に機関車を連結しているのに対し、ICE2は片方にしか連結していない。また増解結ができるため、車両によって列車番号や行き先が異なる場合もある。今乗っている列車もハノーファーで前に連結した。

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ハノーファーからケルンへの列車もICE2の16両編成。この列車もデュッセルドルフ行きとケルン行きの連結で、途中駅で分割がある。車内は非常に空いており、また静かで窓の外の田園風景とともに非常に快適である。フリーWi-Fiを利用しながらYahoo!を見ていると何となく現実逃避しているような気分になった。

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途中ヴッパータールではヴッパータール空中鉄道の軌道がしばらく併走する。ただ恥ずかしながら下調べもせず、モノレールの姿が見えなかったので産業遺産か何かと思い写真を一枚も撮らず。帰国後世界最古のモノレールと知り、やっちまった感が半端なかった。

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さて、ケルンに到着し乗り換え時間も少々あったので駅前の大聖堂を見に行った。1880年に建てられた教会で、世界遺産にも登録されている。外壁の黒ずみが歴史を表しているようにもある。ケルンでの乗り換え時間は30分しか用意していなかったので今回は外観のみの観賞。

ケルンからようやくICE3に乗ることができた。ICE3は先代と違い、動力分散式の電車である。乗車率が高く、荷物棚に多くのスーツケースが既に載っており、他人様の場所に自分のものを置かせてもらった。ICE1,2同様に車内は若干狭さを感じる。新幹線のシートピッチと比較するとかなり狭い。この列車にもフリーWi-Fiが備えているが、ベルギー国境を越えると一切外部との通信ができなくなった。ドイツ国内のみのサービスのようであった。今回の旅では日本国内キャリアの海外利用をする気はなく、また複数国移動する関係で現地のSIMカードを買っていないのでフリーWi-Fiのみが通信の頼みである。余談ではあるが、海外旅行において意図した通信をしていなくても同期などバックグラウンドで勝手に通信して高額な請求がくる恐れもあるので小生は基本的にスマホはオフラインモードにしてデータ通信はiPadで行っている。SIMフリーiPadは非常に便利なのでオススメする。

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(続)

ハンブルクにて

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 ハンブルクは港町であり、首都ベルリンに次ぐ第2の都市でもある。港町故に海運で発展した町でもあり、運河沿いの倉庫街は世界遺産にもなっている。

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 さて鉄ちゃんには欠かせないのがミニチュアワンダーランド(Miniatur Wunderland)である。中には多くのジオラマがあり、その細かい造形や演出は非常におもしろい。混雑緩和のための事前予約が必要であり、小生も予約していったつもりであったが、なぜか入り口で予約票を出したところキャンセルされていると告げられた。途方に暮れたが優しいその女史が何も問題が無いかのように入場券を発券して中に入れてくれた。大変ありがたいことです。

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指令台も見学できます。写真はここまでにするので詳細はご本家HPかyoutubeでお楽しみください。

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ハンブルク市庁舎。1897年に建てられた。

 

 

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町全体が落ち着いた雰囲気になっている。

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エルベトンネル(Elbe Tunnel)

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ビートルズが有名になる前の活動地であったレーパーバーン。風俗街としても知られている。

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(続く)

フランクフルト中央駅にて

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フランクフルト中央駅に着きました。到着した地下ホームから階段などを上がるとICEなどが止まる行き止まり式ホームに着きます。

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 ドイツは改札がないので非常に開放的で、且つ頻繁に着発する列車で非常に興奮しました。ホームも20幾つもあるのでまぁ広いこと。一日いても飽きないと思います。

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 ここからハンブルクまで乗るICEはICEの初期型。前後の機関車と客車12両の14両編成。正直ICE3や新型のICE-4を密かに期待していたのですが予約の時点で諦め。それでも客車とあって車内は非常に静かでフリーWi-Fiもあるので便利です。通信速度は遅めなのでメールやSNS程度の利用が良いかと思います。

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ちなみに、このデータは3日目に乗ったICE-2で測った数字。このWi-Fiドイツ国内のみ有効で、国際列車で国境を越えると通信ができなくなりました。

 

(つづく)