震災の影響について

  11日の東日本大地震による深刻な電力供給不足のため、東京電力管内での電車運行に影響が出ている。JR相模線は計画停電に伴い、寒川から橋本間で震災後現在も運転を中止している。第1・2・4・5グループを跨いで運行しているため今後の運転計画も決まっていない。なお、沿線自治体が東京電力に対し、相模線の変電所の計画停電を除外するよう求めている。また鉄道施設の省エネを進めており、駅や車内で照明の消灯・減灯、空調の停止、運行本数の間引きやエスカレーター等の使用停止が発生している。今夏の電力需給ミスマッチも予測されており、場合によっては電車の運転そのものも出来ない可能性がある。
 一方、日立化成工業が被災し「直流電動機ブラシ」の納入が出来なくなっている。この影響でJR西日本が4月2日から日中を中心に間引き運転をする。部品の納入停止が長引けば大幅な運休・運転中止が発生しかねない。JR東日本や民鉄でも影響が出る可能性がある。