1月20日東横線人身後の運用は副直訓練か

 1月20日16時52分頃、東急東横線元住吉駅で下り13-161列車(急行、9001F)が通過線上で人身事故を起こした。この影響で武蔵小杉〜菊名駅で運転を見合わせ、その他の区間で折り返し運転を行った。全線運転再開は17時45分であった。
 さて、今回の考察は今回の人身事故発生後の東急の運転計画である。人身事故発生直後から渋谷〜武蔵小杉、菊名〜元町で折り返し運転を行ったが、普段全列車各駅停車のところ今回は渋谷方では優等列車も運転された。3月の副都心線直通で10両編成の運転が始まるが、10両編成の列車が各駅停車のみの駅に停車できないため、今回事故発生後もあえて全列車各駅停車にせず優等を運転するある種の対応訓練のようなことを行ったのではないかと思う。
 しかし現場では混乱が起き、全列車各駅停車という放送が流れる中優等列車が来たり、急な待ち合わせ等旅客に対する情報提供の不手際が目立った(少なくとも私が見た限り)。そもそも現場にしっかり運行計画を伝達してあるのか気になる。
 3月に副都心線と直通運転を開始するにあたり、車両の運用の問題、緩急接続や渋谷でのメトロへの引継ぎの問題など多くの課題がある中で、とにかく時刻通りに列車を動かすことに会社としてどうするか。司令所や助役らが集まってシミュレーションしたり、事故発生の対応方の改変などを行いながらしっかりとした対応が求められるのではないかと考える。これから1社の遅れや事故で6社のダイヤが大きく乱れたりすることもあり、迅速且つ適切な運用整理を求めたい。