小田急車のメトロ線内デジタル無線運用方について

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 東京メトロ千代田線では、デジタル列車無線の運用が開始され、IR無線と併用されている。16000系はほぼ全車デジタル化されており、JRのE233系もデジタルでの運用が開始されている。一方で、小田急4000形では現在まで従来のIR無線を利用した運用となっており、デジタル無線での運用は未だされていない。
 2016年12月に製造・出場した4066Fは工場出荷時よりIR無線が設置されておらず、デジタル列車無線のみを搭載している。一方で、JR無線も搭載しているにもかかわらず、2019年7月時点でメトロ入線禁止となっており今後の動きが見えない状態が続いている。
 さて、その小田急車のメトロ線内でのデジタル無線運用ですが、小田急内と同じNEC車上局での運用となるようです。
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 これまで貼られていなかったch表示一覧が貼られており、小田急はd、千代田線は36、有楽町線は37表示となるようです。
 メトロ車もJR車も一つの受話器にまとめられ三社それぞれの通話が可能であるが、小田急車のみNEC製と三菱製が混在し、メトロ内でもNEC製での通話となります。メトロの乗務員がいざという時に受話器を間違える可能性があるのではと感じています。
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 4066Fは防護無線も封印、TEスイッチも設置されておらず、今後もメトロへは入線しないようです。千代田線のデジタル化完了はいつになることやら...