八高線無線式列車制御システム試験(続き)
八高線(八高北線)では、踏切制御について、踏切制御子と専用ケーブル、踏切特発を使用していたこれまでの動作(踏切警報)方法から、GNSSを用いて列車の位置を把握し汎用携帯回線を利用する新しい無線式の方法の試験が行われていました。
細かい解説はありませんが、現地の写真を色々と。
秋田より来たGV-E400系。車両に携帯無線通信網用のアンテナが取り付けられました。(そういえば、2月に秋田に返却されて以降、全く来てないですね)
ピンクの無電源地上子。試験用の位置補正用と思われます。
寄居駅構内に設置された設備。用途は不明。
第一下郷踏切に設置された試験装置。ドコモ・KDDIの2社の回線を利用しているがアンテナは3つ付いているため、どちらかが2回線(主・副)、片方が1回線のみとも思われます。
なお、踏切制御の試験は1月に終えており、今後の計画では、今年度は速度制御機能の試験が予定されており、2024年度に導入が予定されています。
参考:
国土交通省・地方鉄道向け無線式列車制御システム技術評価検討会 第3回検討会(2021/3/30)
https://www.mlit.go.jp/common/001397534.pdf
2020/9/3 JR東日本プレス:今後のローカル線への導入を目指した新たな列車制御システムについて~GNSS および携帯無線通信網を活用した踏切制御システムの試験走行について~
https://www.jreast.co.jp/press/2020/20200903_ho02.pdf
前回:2020/09/07 GV-E400系、八高線試運転
kamatetsu.hatenablog.com