大井町線CBTCについて
今年1月に東急大井町線でCBTCの試験がされた模様ですが、車上・地上設備が確認できたので一旦記事にします。
試験で使用されたToq-iですが、正面窓に2つのアンテナが取り付けられてました。(運転台側は遮光幕に隠れていますが)
ネットに上がっている画像を見ると、昨年12月の軌道検測の時にはアンテナが付いておらず、一方で今年1月の時には取り付けられていたので、この間に車上設備が設置されたとみられます。
(比較用)昨年6月に撮影したもの。
そして地上設備
日立国際製です。
アンテナ設置は自由が丘~緑が丘間のみ?です。他区間でLCXなどを採用して試験を実施しているかも分かりませんが。アンテナの設置間隔は直線区間で最長200mくらい、曲線などの電波が伝わりにくい区間では数十m間隔で設置されています。
機器箱は結構小型でシンプル。ここから従来の信号器具箱へケーブルが伸びてます。
国交省の「都市鉄道向け無線式列車制御システム(CBTC)仕様共通化検討会」にはJR東日本、JR西日本、東武、西武、小田急、東急、東京メトロ、東京都、近鉄、阪神、横浜高速鉄道が委員となって仕様共通化に携わっています。
www.mlit.go.jp
また、「地方鉄道向け無線式列車制御システム技術評価検討会」も今年2月に開催された模様です。
今後の動きに注目です。
現状CBTC採用・試験内訳
東京メトロ丸ノ内線:三菱
都営大江戸線:日本信号(本採用)
東急大井町線:日立国際
(参考)JR埼京線・仙石線:三菱ATACS
日吉駅付近工事進捗状況
ちょっと見に行ってきました。
一部でレールが敷かれ始めてます。
柵越しの撮影なのでこういう写真になりますが...一部でバラスト・レールが整備されてます。
トンネル入口方向はまだまだです。
東横線の高架下は新横浜線の周辺地区騒音対策のためか、コンクリートの壁が作られてました。新横浜線が地下トンネルから抜け出しても、車窓は日吉駅直前までコンクリートの壁しか見えなさそうです。
とあるyoutuberの方が疑問にしていましたが、こちらは8両化に合わせてホーム延伸工事が進められています。個人的には仮設ホームになるんじゃないかと思ってます。
(下り方にある入替え用両渡りポイントが後々撤去されると新横浜方に約2両分くらい停車位置が移動するんではないかと見ています。)